佐渡 基礎工事が完了/改修工事の現場~自然乾燥
昨日から仕事再開しました。
この時期は晴れ間が続きますので、仕事のやりくりもしやすく作業のはかどりも良い気がいたします。
暑くなく、寒くなく…佐渡島も過ごしやすい季節になりました。
「基礎工事が完了」
改修工事を進めている現場では、隣り合わせる増築の基礎工事が順調に進み、本日完了しました。
明日以降天候を見て土台を据え付け、週末の建て方に向かいます。
「5月の爽やかな風で自然乾燥」
先月製材した佐渡産の杉材を、連休前から自然乾燥しています。
最初の内は、雨でさらしたり日に当てたりを繰り返しながら、材料の様子を見て屋根をかけ日陰乾燥に移行するつもりです。
陽光や春風が私どもの仕事にも恵みを与えてくれている事を、とても実感・感謝しています「^^」
《工場の片隅で咲くシャガの花》
佐渡 偶然にも/通り抜けられる古い土蔵
過日小木へ所用で出掛けた際、偶然にも珍しい土蔵を見る機会に恵まれました。
居住部分は道路に面し古い町屋の佇まいが残っていて、この地域ではよく見かける形式で部屋が配置されていました。
そして奥へと続く土間通路を進むと中庭があり、その先に土蔵がありました。
「通り抜けられる古い土蔵」
写真は土蔵の入り口を見たものです。普段は奥の引き戸が閉められていて暗い状態です。(この撮影のために、外に面する戸を開けたので外光が差し込んでいます。)
その光の先には、裏庭となる緑地があり、そのまま進むともう一つの前面道路(裏の道)につながります。
実は、この家はもともと網元の住宅でした。
そして現在裏庭となっている所は、その昔浜だった場所で船を曳いてあったそうです。
「土蔵の中に、また土蔵が!」
大きな土蔵の通路部分に面する形で土蔵が組み込まれています。そしてその中には家財で大切なモノを納めていたようです。それ以外の通路土間スペースは、味噌や米などを蓄えていた形跡がありました。
味噌蔵としての土蔵と、家財蔵としての土蔵が別々に建てている農家型古民家の土蔵と異なり、町屋の建つ地域ならではの工夫された土蔵としてとても特徴があると私は思います。
そして意外な展開が奥に残るこの建物は、実に面白いと思いました。
佐渡 改修工事も同時進行中
”小さな木造建築/小屋の新築”とは別に、住宅改修工事の現場でも、春の晴れ間の中順調に外作業は進められています。
この物件では、後日増築をするため外部作業も取り合い部などを慎重に納めています。(写真ではなかなか伝わらないのですが・・・)
さて、現場は建築基準法の22条地域という地域のため、外壁(や屋根、軒裏)の防火をする必要が有り、外壁の下地には防火材料を使い、その上から防水シートを張る仕様にしています。(外壁は、杉板を使う予定です。)
また内部では、天候の状況を見て造作も進めていて、配線を終えた部屋では天井の面材を張り始めています。
佐渡 小さな木造建築/内壁張り
明日開催のトキマラソンに出場される方が両津港ターミナルから続々と出て来るのに出くわした本日です。
明日も天気良さそうですし、気持ちの良い走りが出来そうですね「^^」
「内壁張り」
小屋の使い道を広げる事もあり、内部にも壁材を張っています。
壁に使用している材料は、針葉樹構造用合板。
ここまでしておけば、お客様の方で好き自由に釘やビスを留めたりして、道具や衣服など片付ける事も容易になり、使いやすくなると思います。
佐渡 空いた場所を活かし直す計画
春の陽気で佐渡島も暖かくなってきて、日中車を走らせる時は窓全開でも心地良いぐらいでした。
「空いた場所を活かし直す計画」
現在進行中の仕事と並行し、空いた貸店舗を活かし直す相談を受け計画を進めています。新しい店主の個性に合った店にしようと、アレコレ考えている時間が悩ましくも楽しいひと時です。
(家づくり以上に)こうした計画では、決め過ぎないユルイ頭が必要とされる気がしています「^^」