工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

さんざBAR/様々な職方が出入り

日中は、暑さ続く佐渡島です。
それでも夜は風も吹き、エアコンじゃなくても扇風機で間に合うあたりが島の恵まれたところだと思うこの頃です「^^」>

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「様々な職方が出入り」
竣工に向け、現場では流れに沿って様々な職方が出入りしています。
現場の立地条件や広さの関係で、複数の業者が同時に作業するには限度があるためです。

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《出入り口建具の取り付け》

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《ガス・水道の引込み工事》

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《厨房の板金寸法取り》

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厨房機器のセッティング》
職方の確実な仕事とスムースなバトンタッチで作業も順調に進んでいますので、来週中旬には竣工予定です。その後は、グランドオープンに向けた準備に入ります。

佐渡 さんざBAR/造作完了し、塗装へ

佐渡島でも、暑い日が続いております。
このブログをご覧の皆様も、暑さ対策をしてご自愛ください。
「造作完了し、塗装へ」
昨日までで、内部の造作工事を終えました。
これから塗装工事に入ります。
今日は、お施主さんと塗装職人、そして私の3人で現場ミーティングを行いました。
塗装を前に私がイメージしていた事は・・・メリハリを付けつつもシンプルである事、そして素材感を残し、仕上げ過ぎない塗装です。

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そのため店の顔になるケヤキのカウンター、タテヨロイ張りの杉板、厨房の壁・天井など塗装する箇所も(ドラマや映画のように)主役と脇役を分けること、この場では何がメインになるか、といったから考え始めました。お互いが良い感じで存在感を保つ、そんなイメージです。
3人の打ち合わせで決めた色がどんな感じで仕上がるか、来週からの作業が楽しみです「^^」
=追記:カウンター設置を祝って飲む=
ケヤキカウンターの設置と造作の完了を祝い、お施主さんと昨晩遅くまで飲み、話しました。
御自身の夢であった店がいい形で現実味を帯びてきた事を、とても喜んでいました。
完成に向け、現場をまとめる立場としてさらに頑張ります。

佐渡 ひょうご屋シーズン2/全体ミーティング

現場は、店舗の雰囲気を十分醸し出してきましたが、ここでお客様と工事関係者が集い全体ミーティングを行いました。(この段階でお客様にはかなり満足して頂いてますが、更に良くするためのミーティングです。)

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お客様の望むことを、細かい所まで理解し、いろいろな対応策を絞り込み形にして行くには、とても意味のある集まりでした。
微妙なニュアンスを理解し提案するには、現場で話し合った方が解決の近道ですね「^^」

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現場はあと数日進めた後いったん夏休みをし、9月から再開する運びとなりました。

佐渡 さんざBAR/ファサード色付き

暑い日が続きますが、風もそよいでいますので木々の日陰下だと快適な佐渡島です。
それでも塩飴なめて、熱中症に気を付けています。
ファサード色付き」
手さぐりで進めている訳ではありませんが、店舗の工事は楽しさと同時に難しさも同居しています。
また住宅の工事よりもお店となれば、近隣の方だけでなく通りかかる車の中からも「いったい何が出来上がるんだろう?何の店になるんだろう??いつオープンするんだろう???」といった注目が日に日に増している様です。
頑張ります。

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現場では、外部の塗装を施しファサードがいよいよ具体化してきました。使用した外壁は杉板ですが、両サイドとくぼませた正面は板の張り方を変えています。また両サイドの板は、渋めにウッドロングエコとし、正面は白に塗り分け調子を整えています。


佐渡 さんざBAR/厨房から見える壁

日が経つに連れ暑さ増す佐渡島です。
このブログをご覧の皆様も、熱中症には十分ご注意ください。
暑さ対策のため扇風機フル回転しつつ、この現場の大工スタッフは内部造作を順調に進めています。
「厨房から見える壁」
先日のブログでは、このお店のBARカウンターについてふれました。
今回は”厨房から見える客席の壁”について、書いてみようと思います。
仕事の依頼を頂いた際、店主となるお施主さんにとっても「この店いいなぁ!」と思う様な事が出来たら、とざっくり考えておりました。家づくりであれば…対面キッチンで調理する奥様が目にする食堂側の心地良さをどうしたら良いか、を考える様なことです。

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アレコレ考えた結果として、杉の板をタテ使いにしたヨロイ張りにしました。
壁の左手側が海で、右手側が加茂湖(汽水湖)という立地条件と板を(上下方向で)素直に使いながら個性的な壁を意識した結果です。
板の使い方や節がさざ波のような感じになるかどうかはわかりませんが「^^」>

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佐渡 さんざBAR(ばる)/カウンター材に思いを込め

現場作業が進む中、工場では数日前からBARカウンターの製作に取り掛かってもらいました。
少量のアルコールでもすぐ酔っぱらう私が申すのも何ですが(苦笑)…BAR全体の重心というか顔というものは、優れたインテリアよりカウンターそのものに在る(あるいは宿る)と思っています。(もちろんBARというだけに、足元の止まり木も必要ですが)
そのため今回の仕事の話をお聞きした当初から、カウンター材は安っぽいモノやまして偽物をこの店では使いたくない、と考えてきました。

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その結果、佐渡産のケヤキ板を思い切って使う事にしました。
先代(亡父)が調達し、30年近く工場でじっくりと自然乾燥させた厚み約7センチほどの材料です。

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そして(幅方向で)2枚つなぎ合わせ、木目が柔らかく曲線を描きながら寄り添う感じで作っています。なぜこうしたか?はこのお店のお客様が気づきイメージしてくれれば、良いと思ってます「^^」
それにしましても、こうしたことを考えながらする仕事は、家づくりとまた違った楽しさがありますね。


佐渡 さんざBAR(ばる)/客席部分の天井仕上げ

本格的な梅雨入りに加え、台風通過などの気象状況もあり、内部の造作を進めている現場です。
「客席部分の天井仕上げ」
今日は、客席部分の天井張りを行いました。
仕上げ材は、国産杉材の本実板です。
さすが無垢材!板一枚一枚異なる木目や節と色合いが、本物の良さを感じさせてくれます。

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営業中の暖冷房負荷を出来るだけ低減するため、断熱材もしっかり入れた後で仕上げています。(仕上げて見えなくなってしまう場所も、大工スタッフは大事に取り扱っています。)

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