工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 古民家の改修/そこにあるモノを活かし直す

どうにか曇りを保っていた日中も、夕方から雨になった佐渡島です。
この時期は秋雨前線の影響を受けやすい感じです。

この現場では、お客様の事情を踏まえ内部造作優先で進めています。
そんな状況で、階段のことを考えております。
階段本体は、これまでより勾配を緩くする為新たに製作するのですが、廊下部分手摺りについてはどうしようか結論を出していないままにしておりました。
もともと在った手摺りは、床からの高さが75センチ程度しかなく低くて危ない状況でした。(とはいえ、佐渡の古民家ではよくあるパターンですが。)

そこで・・・
『そこに在るモノを、上手く活かし直せないだろうか。』
を現場で大工スタッフと話し合い、ひとまず試験的に設置してもらいました。

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具体的に進める場合若干の手直しは必要になりますが、大筋では再活用(リユース)できそうです。
見慣れたモノ、さわり慣れたモノ、差しこむ光と落す影の雰囲気・・・さてお客様は、「そこに在るモノを活かし直す提案」を受け入れてくれるかどうか、そこが次のポイントになります「^^」
打ち合わせが楽しみです。

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