工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

田んぼの色〜シルバー〜アスベスト臨時PTA総会

takumi-2jam2006-07-07

本日の佐渡の天候は、晴れ時々曇り。
いよいよ夏だな・・と思われるほど、蒸し暑い日中の天候でした。

≪田んぼの色≫
新緑の5月には若緑色であった田んぼの苗が、しっかりした緑色に変わってきました。また梅雨に入り、田んぼをこまめに監理している場面に遭遇する事も多くなりました。常々僕も思う事ですが、自然を相手にしている1次産業の生産者の方達には、本当に敬服します。

≪シルバー人材の力≫
本日、工場の雑草が伸び放題になっていた事もあり、シルバー人材センターに依頼をし、草刈りをしていただきました。「シルバー人材」と呼んで名の如く、平均年齢は65歳を上回っている方達が3名御出でくださいました。ただ、本日のように暑い中での作業でしたし、高齢者でもあるため心配をしましたが、そんな僕の余計な心配を吹き飛ばすが如く、草刈り機を慣れた手つきで扱いながら、工場に生えた草を効率良く刈ってくれました。暑い天候の中、事故も無く本当にありがたく思います。

≪両津小学校アスベスト事故 臨時PTA総会に出席≫
昨日のブログで書きましたように、本日両津小学校のアスベスト事故をうけ臨時PTA総会が行なわれました。
午後7時から9時40分と事故の後でもあり、いつになく長い総会でした。
前半は、行政側から建設課、教育委員会、学校教育課の各担当者、また佐渡病院の医師に学校長の説明が続き、その後質疑応答がPTAと前述者との間で行なわれました。
各担当者による説明の主旨は、保護者に対する謝罪、アスベスト除去の工事方法と今回の事故の原因、アスベスト被害に対する医療的な基本情報、現在の被害現場、児童の健康面のケアの現状説明などでした。

現在の現場の現状は、第3者機関の調査の結果、除去工事前の安全な数値を示しており、校舎を使った授業を7月10日の月曜日から再開できる・・・という内容でしたし、10日から平常授業に戻る主旨の発言を校長先生も言っていました。

質疑応答ではいろいろ意見も出ましたが、僕として何かはっきりしない事もあり、
「今回の事故の原因は工事業者だけの責任だけでなく、行政・教育委員会も含めた学校側の”危機管理の甘さ”にも大きな責任が有ると思う。また(検査結果が安全でもあるし)子供の精神状態を考えた時、余り長く学校を使用できないのも良くないと思うが、また二度と事故の起きないように配慮した上で学校を再運営して欲しい。しかし本来は”危機管理の甘い点を直してから”学校を再開するのが筋であると思うので、教育委員会と学校は早急に危機管理に対するマニュアルを作り、不安な気持ちを持ち続けている保護者に対し、文書で公表して欲しい。」という発言をしました。(学校は安全な場所であって欲しいからです。)

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帰宅後、妻と話し合った事は「子供達は命があってこそ、授業も受ける事が出来る。危ない状態から逃げ出す事も命を守る点で大事な教育」という事を、教育の現場で今後は徹底して欲しい・・という事でした。

今回の事故は、現在の時点で児童が命を落とす事は無く、胸をなでおろす関係者も居るかもしれません。しかし命を無くしてから「現場の危機管理」に取り組むような判断を、決してしてはいけない事である、と僕は強く思っています。
なお今後のこの件については、動きが有ればこのブログに書き留めるつもりです。