工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

古民家再生 佐渡らしさ

本日の佐渡は風が吹いているものの、晴れ。

昨日掲載した古民家再生物件のお施主さんと、契約をとり交わしました。

これまで使われなかったこの家ですが、オマエと呼ばれる大きな部屋にあるケヤキの差し鴨居が、大変価値ある物件です。

おそらくご先祖と当時の職人が、こだわりにこだわって、使用しているものと思われます。

(床下にもぐったり、小屋裏にも上がってみましたが)現地調査の結果、部分的に補強を施す必要はありますが、骨組み自体はまだまだしっかりとしているので、一安心です。

ただこれまでの空家期間が長かった事もあり、建物の床下や内部の風通しが悪く、床下の点検と補強、通風の確保は、今後の再生工事で対応してゆく事になります。

今回の再生工事は、(お施主さんの意向もあり)雑誌に掲載されている物件ような見栄え的要素を控え、あるがままを活かす事により、ローコストを目指します。