工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

解体直前の民家に想う

昨日の土蔵解体に立ち会った際、時間が若干できたので、他業者により近々解体される民家を見に行ってきました。
オマエという大きな部屋は、以前ここで紹介した古民家再生物件同様の骨組みでしたが、そこで使われている材料の一部は、分けてもらいたいモノも中にはありました。
ケヤキの大黒柱、ケヤキの差木(梁)、大きな丸太梁が僕の気になるものですが、僕達が解体に参加する物件でもないため、関係者を通じ頼んでもらうつもりです。
ただこの建物の建っている周辺状況はあまり良くないですし、実施する解体業者からすれば短期間でバッサリと解体し、リサイクルするしない方針で進むかもしれませんので、なかなか僕の考えを理解してもらえるか難しいところです。
それでも僕は「勿体ないから一部の材料だけでも再活用できないものか」を、気にしています。
当時の大工が刻んだ穴もあき、見るからに古くなっていても・・大きな佐渡産の木材は今だからこそ、その価値が見直される、と僕は考えています。