新潟での講習会へ「住宅瑕疵担保履行法」

昨日は朝5時30分の船に乗り、新潟市で講習を受けて来ました。

「住宅瑕疵担保履行法」
この法律は平成15年に施行された「品確法」につづき、平成17年の「耐震偽装事件」の反省をもとに作られた法律で、（マンション・アパートなどの共同住宅を含む）住宅全般の新築物件について、保険に加入し、竣工後10年以内に起きた骨組の異常や雨漏りに対し保証するのが義務化されたものです。

施主を騙した利益追求に走らず、真面目に家造りをしてきた業界関係者からすれば、同じ業界人が「耐震偽装」をしたあの時は、大変気分の悪い出来事でしたが、今回の法律は（新築物件に限りますが）消費者保護の観点から前もって施工者側で瑕疵に対し保険に入る事を義務付けるものですので、平成17年の事件の様に、消費者が悲しい思いをする事にはならないと思います。

なおこの法律は今年の10月1日から施行されます。

＝追記＝
同じ内容の講習会は佐渡でも2月の27日に開催されますが、その日は僕が既に別の出張が入っていた為、新潟市の講習会に参加した次第でした。

地方とはいえ、都市部での講習会という事もあり、参加者は700名ぐらいは居たかと思われました。また質疑応答でも、的を得た質問が講師をした国土交通省の担当官へ次々と出るなど、佐渡で講習を受けるよりも内容が濃かったように思いました。