工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 現場エピソ一ド: 親方の人柄と野球中継のラジオ

住宅の新築工事の現場では、今日システムキッチンの搬入と組み立てが行われました。

キッチンの搬入に立ち会い、部材と数量の確認を終え、一息ついているところに、キッチンの組み立て担当をしている親方が僕に声をかけてきました。
「川上さん、一つお願いがあるんだが・・・」
やや神妙な顔だったため、品物の納め方の確認か、現場での取り合いが上手くないのか、イロイロ考えていたところ・・・
「実は今日の午後、うちの若手に(新潟明訓の出場する)高校野球のラジオを聞かせてもらえませんか?もちろん作業の手は止めませんので」と話しました。
親方の人柄が、じわっと僕に響きました。
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僕の親方への返事は(ほかの職人も見渡したうえで)OK!を出し、暑い中、各職方も最後の追い込み仕上げをしてくれました。
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夕方組み立てを終えた若手2人は、僕に
「無理言ってスイマセンデシタ。明訓は惜しくも負けましたけど、聞けて良かったです。ありがとうございました。」
と一言挨拶をして現場をあがりました。
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なんか僕もうれしくなりました。
こういう若い仲間たちと、一緒に家づくりの出来る事が。