工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 田舎暮らし 三和土土間と薪ストーブ

佐渡里想人(さどりそうじん)の会員で、数年前に仕事をさせて頂いたお宅に点検のため行ってきました。

柱や梁組みをそのまま表したこの場所(部屋)は、板張りをした床だけでなく、三和土(たたき)土間の床仕上げとなっていて、外や玄関から土足のまま入れる作りにしています。
そしてその空間の片隅に薪ストーブ。
ノルウェーのブランド、ヨツール製のモノを設置しました。真冬でもこのストーブ1台で温かい生活ができます。

三和土の土間って??と思われるかもしれませんが、コンクリートや磁器質タイルより足触りも良く、冬でも冷やっとした感じは少ない気がします。

これまでの田舎暮らしでは「土間」が多用途に使える場所として活躍してきました。
住人やご近所さんがくつろぐ場所であったり、手仕事をする場所であったり、野菜を乾かすため広げておいたり…使い方は自由かつ生活に密着していたように思います。

昨今はバリアフリー化の傾向も強くなり、土間のある住宅も少なくなってきましたが、田舎暮らしの中では自由な使い方をできる”便利な床”だという気もいたします。もしその土間に薪ストーブでも設置できたら、冬が待ち遠しくなる、とさえ思う時があります。

いろいろな家づくりをしながらも、肌寒くなる晩秋に私はいつも「土間と薪ストーブのある生活」に憧れます。