工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 木と向き合う


本日の佐渡は、朝ザーッと通り雨が過ぎた後、曇り時々晴れの天候で落ち着きました。
昨日から地域運動会の練習が始まり、日頃の運動不足がたたってやや筋肉痛の状態で仕事をしています。
運動会は9日。
昨年優勝しているだけに町内の仲間たちも練習に熱が入りますが、ケガだけはしないように気をつけて本番に臨みます。

≪木と向き合う/専門学校生と製材所に≫
今日は各現場の段取りを済ませた後、製材所に。
また校舎内の授業だけでは感じ取れない経験をしてもらうため、父が講師をしている専門学校の生徒たちとともに、これからの増築工事で使用する佐渡ケヤキ材の製材を行いました。

断面は歪んで丸く、長辺方向でも曲がっているケヤキの原木から、(佐渡の古民家で使用される差し鴨居と呼ぶ梁材や大黒柱といった)直方体の木材を親方がどうやって木取ってゆくか…これが私や生徒にとっても貴重な経験になります。

製材機の大きな音の鳴る中、台車に乗っているオペレーターとともに、微妙な寸法調整をしている親方のやり取りを聞き逃さないよう、生徒たちは近づいて耳を傾けていました。
そして夕方までに無事製材を終えました。

今日製材した木材は、工場に運搬され、墨付けや加工をして、増築工事の現場で活かされます。
そして、その増築工事では、お施主さんからも了解を得て、生徒さん達からもこの仕事に関わってもらい、作り上げてゆくことになっています。

=追記:感謝を添え=
生徒の見学(校外学習)に、ご理解下さった森林組合の皆さん、ありがとうございました。