工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 鬼太鼓の山車と時代背景

今日、3月10日は佐渡の日!とでも書けば良かったんでしょうけども、なんとなく表題が、硬くなってしまいました。
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現在、新しいものを制作するため当社の工場に置いてある「既存の(鬼太鼓の)山車」に記された制作年”昭和拾参年(1938年)”がそれとなく気になり、調べてみました。

今から74年前に作られた山車。
その2年前には2・26事件、1年前の1937年には日中戦争佐渡(両津の湊地区)出身の思想家・北一輝が銃殺刑され、1938年には国家総動員法が施行。国を挙げて戦争する時代に入ってゆきました。(なお1940年に日独伊三国軍事同盟)
参考:佐渡市の歴史年表(簡略版) http://www.city.sado.niigata.jp/sadobunka/denbun/history/chronology/chronology_s.htm

そんな時代の、真っ只中に制作されたこの山車。
ウ〜ン・・・
当時の地元民や制作にかかわった職人が、どういう思いでこの山車を作ったのかはわかりませんが、時代背景を知ったことで私は感慨深くなりました。
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74年ぶりの山車制作、また来週からスタッフと真摯に向かわせていただきます。