工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 住まいの改修工事/現場で仕上げも煮詰める


家の新築や改修を何度も経験している方は、多く居られないと思います。
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現在進めている工事も同様で、先代が40年ほど前に建てた家を息子さんから依頼を受け、改修しています。
その息子さんにとっても、改修工事は稀の経験ですから、打ち合わせで「煮詰めてきた図面」は有っても工事が進み立体化する過程で《改良や工夫》のご要望をお聞きして対応するのは、当たり前の事だと私は考えています。


この写真で壁の骨材がむき出しになっている場所は、”当初の図面上”クロス貼りする予定でしたが、お客様との打ち合わせで無垢板張りに仕様変更することになりました。
きっかけは、間仕切り壁の下地が進んだ頃の打ち合わせ時に「この部屋に、木の香りを取り入れたい」というご要望からでした。
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お客様の多くは、平面的な図面だけで完成した空間イメージは描きにくい、と私は経験上思います。
むしろ立体的になって”初めて気づく事”の方が、多いですね。
だからこそ私どもは”その気づき”に、家づくりの専門家としての提案を盛り込み対応することで、居心地の良い住まいを造ろうとしています。