工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 生徒たちの実習〜真新しい家づくり/刻む

本日の佐渡は、晴れ間も有りましたが、早朝雷雨が強く降り、(被害は無かったものの)日中は竜巻も確認されるなど、急変する天候でした。
ちなみに午後を周ってからは、落ち着いた天候に戻りました。
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「原寸の木材に墨付け実習/親方&専門学校生たち」
佐渡でこれから建つ木造の建物の木材に、親方が指導のもと専門学校生たちが墨付け実習をしております。

まずは、尺杖と呼ぶ定規づくりをしてから、木材の中心を決め、組み合う材料の位置を出し、必要な穴や仕口の墨付けをして行く…そんな作業の流れとなります。

「気構えは、木構え」
今墨付けをしている木材は「この世に1本しか無いモノ」と気構え、緊張しつつも、間違いのない作業をして行く事が求められます。

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「刻む/真新しい家づくり」
刻む(きざむ)という言葉、皆様にはどう響きますでしょうか?

お野菜を刻む、文字を刻む(彫り込む)など身近で思いつくことも多いと思われます。

振り返り、家づくりをしている私どもにとって、刻むという言葉は、深く広い意味があるように思います。

手つかずの木材が、刃物で加工した事により家の一部となる訳ですが・・・

・加工の刻む(職人の技術)

・時を刻む(家が建つまでの時間、出来上がった後の生活時間)

・胸に刻む(職人たちの気遣い、クライアントの想い)

といった様々な「刻む」が相成り、家づくりやその後の生活が営まれる、と私はとらえつつ、スタッフの大工職人と現在の家づくりも向かっております。
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