佐渡 改修工事先にて壁の塗り替え/シャイなベテラン左官職人
大工工事関連を終えたこの現場では、今日ベテランの左官職人が和室(仏間)の壁塗り替えに入りました。
塗り替える前の壁は、昭和40〜50年代に流行った「繊維壁」と呼ばれる仕上げですが、その繊維が毎日のように落ちて掃除が大変になった、というのが塗り替えの理由でした。
なお写真中、白く見えている部分が今日塗った部分で、しっくい壁に仕上げる前の下地です。(ちなみに黄土色調の壁は、繊維壁を落とし下地処理をした状態です。)
私が写真を撮る段になったら、気さくな職人さんですが「写真は苦手でね。」と、苦笑いしましたが「職人の技術を残す上での資料にさせてほしい」と申し出て《顔出しNGで撮影許可》が下りました(笑)
写真は、壁面へ左官コテで塗った直後、周辺に付着した塗り材が乾かないうちに、水分を含ませた刷毛で取っているのを、たまたま真横に向いている状態を撮影したものです。