工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 現場で試行する色決め/木製建具

現在建具職人が制作している木製ガラス戸の色決めを、お施主さんの家で行いました。
この建具が建つ場所は、縁側廊下と洋室の境です。
建具のデザインは縁側越しの採光を取り入れつつ、框や腰板に使用する無垢材の良さを感じ取って頂ける様な形状にしています。

私がお客様と打ち合わせした内容を伝えると、その場で塗装職人が、色を調合して色見本を作ってくれました。
その見本を元に・・・
「微妙ですが、もうちょっと明るめに」
「腰板に使用する杉板は、白赤混じっているので、塗装することで濁らせてしまい、せっかくの木の質感を落としたくない。」
などお客様に代わり、いろいろ試して行き、色決めをしました。

今回このお宅での仕事は「建具を数本新しくする」事だけですが、私はお客様が納得できる方法やデザインを提案したり、細部にわたり相談に応じる事が大切だと思っています。
打ち合わせを終え、お客様は建具が出来上がるのをこれまで以上に喜んでおられました。