工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 ガラッと改修/「これは、良くなる!」と思えた時

「ものづくり」に関わる人であれば「これは、良くなる!」と思えた時は、とても幸せな気持ちなのではないでしょうか。
私共の、家づくりという仕事もまさにそうで、設計・監理をしながら現場に通い続けなければ、得られない幸福感でもあります。
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さて今日の「ガラッと改修」の現場では、2台目となる階段の仮組みが行われました。
大工スタッフによる施工上の納まりも良く、イイ感じで組み立てられていた様です。

午後4時近くに私が現場へ行った際、西日が室内に入り込み、階段を浮かび上がらせました。
その時に「これ(この仕事)は、良くなる!」と思ったのでした。

お客様の好みも有り、階段のかかるこの部屋はクロス貼りの天井と壁で仕上げられますが、とても単調な感じもします。
そのため「内部空間にイイ感じでアクセントが在れば」と考え続けておりました。

この階段は、影の付き方や透け具合といった意味で、とても良いアクセントになっている!と私は思いました。
もしこの階段の造りが、ごく一般的な階段だったとしたら、室内の雰囲気は今回の様な事にならなかったでしょう。