工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 春風を活かし

午前中は佐渡も風雨交じりの変わりやすい天候でしたが、夕方までかけて落ち着いてきたようです。
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春風を活かし、外壁に使用する杉板を立て掛け、自然乾燥し始めました。
これから2〜3か月は、そのままにしておきます。

そうする事で、湿気を帯びていた時には分からなかった「木の相(しょう)≒木の性格」が乾燥してくると分かりやすくなります。
具体的には、乾いていない時には真直ぐだった木でも、乾いたらネジレたり曲がるかどうかを見極めている訳です。

そのため私共は、仕入れた木材をすぐに現場で使用いたしません。
時には島外から船で渡ってくる木材もありますし、佐渡の自然環境に慣れてから使用した方が良い、と思っているからです。
この方法は仕事上も経済・合理的でないと思います。
しかし私どもは「性格の悪い木を、お客様の住まいに使う」事は、家づくりをするプロとしてしたくないのです。

「ふつうにカワイイおうち/杉板の外壁」   

「某所/板塀の修繕」