工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 廊下の改修/床下を確かめる

 

初夏のような晴れ間と暑さが続く佐渡島です。
日中は、半袖でも過ごせるほどですが朝晩は15度程度に下がります。そのため就寝時は油断すると風邪をひいたりしやすいので、注意が必要ですね。

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「床下を確かめる」
天候も安定し暖かくなってきましたので、昨年依頼された改修工事に取り掛かりました。

先ずは、廊下の床張替え工事。
築40年ほど経過した住宅の中廊下で、床仕上げにはフローリングが張られている現状です。その床材が劣化し、足触り感もフワフワするほどになってきたことから、今回の工事となりました。
また冬の底冷えがきつかったり、カビ臭い時がある…といった状況も踏まえ、それらを改善して行く事も目的としています。

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《既存床材を剥がした状況》

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《床下の状況》(土面に落ちている端材は、既存床材を剥がしたときに発生した物です。床下の状況を確認した後で、きれいに掃除しました。)

お客様との打ち合わせ時にいろいろとお聞きしていたこともあり、既存の床を剥がした後で、床下にもぐり込んでみました。
結果、土地柄もあって床下の土面がしっとりと湿っていました。(ただ床下の木材部にカビの発生は無かったのが、幸いでした。)

この状況を踏まえ、まずは防湿シートを敷き湿気を出来るだけ止めて、調湿と調湿用に竹炭を入れる事にしました。(根太間への断熱材は、その後入れました。)

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《新たな床下地作り》

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《床下に敷設した竹炭》
今回の床仕上げは、タイルカーペットでラワン構造用合板を下地張りします。
足触りとローコストを意識した仕様ですが「肝心なのは、床下の環境改善」であると私は思います。

改修工事では、仕上がってしまえば見えなくなってしまう場所ほど、家づくりの専門家として向き合う必要が有ります。

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