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工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 高気密・高断熱の家が、住む人と地球の寿命も伸ばす

普段こじんまりしている内容だけに、今回の記事は『何と大袈裟な!!』と思われるかもしれません。ご了承ください。
ただこれまで私がいろいろな講演会※注1で見聞きしたことを一言でまとめると、そうなります。
※注1:室蘭工業大学 鎌田紀彦名誉教授近畿大学 岩前篤教授、パッシブハウスジャパン理事 松尾和也東北芸術工科大学 竹内昌義教授, etc.(順不同です。)

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「家の燃費!?」
たとえば車では燃費を「リッターあたり何キロ走る」と表現しますが、これからの住まいは「年間の暖房負荷が低い程」良い家です。

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《写真1》※注2
つまり「燃費の良い家」は、長い目で見れば光熱費が抑えられますので家計にも優しい家と成りますし、現在このような家づくりをされている方たちは、東北の寒い地域でも1年間使用する灯油に換算して150リットルから300リットルで済む家の仕様にしています。(佐渡の灯油価格が現在100円/Lですから、年間15000~30000円で済む計算になります。)

また使う灯油や電気の量が少なく済めば、家計に優しいばかりではなく、資源を大事に使っている事にもなりますから、地球の寿命も伸ばしている事に通じて行きますね。
そして考え方や取り組みを更に進めて行くと…エネルギーを自宅で自給自足するオフ・グリッドとなって行く訳ですが、その話はまた後日にさせて頂きます。

「住まい手が健康で居続ける為に」
現在の日本では年間17000人が、自宅で倒れています。
主な原因は、家屋内のヒートショックによるものです。
(室内同士でも)冬の室内とそれ以外の部分との急激な温度差に体が付いて行かず、倒れてしまうのですね。

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《写真2》※注2
ご家族が倒れてしまってから、我慢強い国民性だから仕方ない、ではいかがなものか?とここ数年私は思っています。

「窓の断熱性は重要」
実は、昨日新潟で行われた「APWフォーラム2015(主催:YKKAP)」に参加してきました。メーカー担当者の商品説明に加え、先述の竹内教授の講演会が行われました。

※注2:写真1と2は昨日の講演会で撮影した物を使わせてもらいました。
さて過去にはアルミサッシで有名だった企業YKKAPが、数年前から住まいの高気密・高断熱に伴う様「樹脂製サッシ」をこれまで以上にグレードを上げて取り組んでいます。

一般住宅だけでなく高気密・高断熱住宅でも、断熱材を入れた壁よりも開口部ではどうしても断熱性が劣ります。大きな開口部であれば、なおさらです。(熱損失が大きい、と専門家は言います。)

その点を改良すべくフレーム(枠)や戸枠に加え、ペアやトリプルにした断熱ガラスのスペーサーと呼ぶ部品まで断熱性を向上させる為に、樹脂化しています。(また複層ガラスの空気層部分にも、アルゴンガスやクリプトンガスを封入し、ガラス内部のLow-E膜と共にガラス部分の断熱性を向上させています。)

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ただ勘違いしてはいけない事があります。
住宅では、窓だけ良くしても意味はありません。
屋根・外壁・床(基礎)の断熱性と気密性が良くなければ、いけません。(念の為)

「私ども川上工務店の今後/父の命日を節目に」
実は先月末の5月31日が、私の父の1回目の命日でした。
今でもいろいろ教えを乞いたいと思う時がありますが、受け継いだ工務店を大工スタッフだけではなく協力業者も含めたチーム力でより良くして行くのが、亡き父だけでなく、これから出会うお客様のためでもある、と私は常々考えておりました。

それゆえに高気密・高断熱住宅をされてきた先駆者の方たちからいろいろ学ばせてもらった事をもとに、今後弊社で作る新築住宅に関しましては、高気密・高断熱を標準仕様にしてゆきます。
また改修工事では「断熱改修」に取り組みます。

佐渡島の小さな工務店ではありますが、これからもよろしくお願い申し上げます。
㈲川上工務店/代表取締役 川上 巧(かわかみ たくみ)

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