工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 お寺の天井張り替え/難問は現場で解決

佐渡島では、昨夕から本日の午前中にかけ降った少雨のお蔭で、花や木々も潤いを戻してくれたようです。(午後からは曇りで天候は移行しました。)

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《色付き始めた紫陽花》

「難問は、現場で解決」
私共を長くごひいき頂いているお寺さんの天井張り替えをしております。
先ずは、畳を上げ養生。
その後既存の天井板を剥がして行きましたが、数十年経った天井板の裏には煤や土など様々なホコリが積もっておりました。(スタッフはマスクを二重にして作業をしておりましたが、鼻の穴の周りは真っ黒になり、休憩時間はお互いの顔を見合わせ笑いました。)

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また新たに張る天井板は、是非無垢で!というご住職の意向を受け、材料を準備・加工をしてから再び現場入りしました。

そこで「難題、発生!」

具体的にはここで述べませんが…スタッフも「う~ん」と唸る気分になりました。
しかし私としては明るく全体ミーティングを始め、私とスタッフお互いの解決方法や提案を(住職立会いの下で)探りました。

お施主さんに立ち会って頂いたのは、私たちだけでまとめた提案だけで進めてしまった場合、お施主さんの意向に合わない点も出てくるためでもありました。
提案1の場合は、こんな感じになる。また提案2では、こういう雰囲気になる…といった話し合いを行い、一つの結論をその場で出しました。

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問題解決は、やや大がかりな手法にはなりますが、今回みんなで悩み協議した場所の対応は、お施主さんの事情も踏まえ後日改めてする事になりました。

改修工事の現場では、臨機応変だけで対応できない問題も発生することがあります。
しかしそれを難儀に思うことよりも、まず解決策を探る方向に皆を向かわせるのも私の仕事です。
問題発生時に「ほほ~っ。そう来ましたか。」ぐらいの心持ちで、ワクワクして今後も仕事に向かおうと思います。
そうして乗り越えた経験は、私だけでなくスタッフを鍛えてくれます。

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