佐渡 職人が無垢で作る/工場風景
寒さは緩みましたが、雨降る佐渡島です。
あまり見る機会は無いと思いますが、今日は弊社の工場の日常光景をちょっと紹介させて頂きます。また写真の後に、なぜ私が無垢にコダワルか?を書いてみました。
「建材→無垢へ/作り手の合理的は、お客様のため??」
15年ほど前までの私は「建材(良く?出来た偽物)」も(無垢と併用して)使いながら家づくりをして来ました。
当時は、カタログを見て品番と数量を電話すれば、造作木材の加工もせずに現場に納める事を《合理的》だと思っていました。(その方が、大工の加工手間もかからず、現場も進むし、何よりだ。と考えていた訳です。)
しかし或る時、その合理的だと思っていたことが間違いだった、と思い直しました。
私が思い直した理由は「長持ちせず、メンテナンス出来ないから」という、シンプルなモノです。
妙な書き方になるかも知れませんが「長持ちしない≒施工者やメーカーにとって、次の営業の機会が増える」といっても過言ではありません。
また家づくりでは、予算という事情も有ります。
私は、いろいろな諸事情は在ろうとも、『お客様のために』長持ちする家を佐渡で作り続けたい、と思っています。
そのため工場に工作機械をそろえ、木枠の一つ一つも職人が無垢の木材を手作りで仕上げている次第です。
それでは、これからもよろしくお願いします。