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工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 新潟から戻り/取り巻かれる環境①

連日のインプット出張から、昨日佐渡に戻ってきました。
波浪警報により帰りの船は相当揺れ弱りましたが、佐渡に上陸した時の安堵感は歳を増すごとに増えている様に思います。(やっぱり佐渡島は、落ち着くなぁ!といった気持ちになります。)

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《今日の加茂湖風景》
以下やや長文になりますが、中古住宅のリノベーションに対して興味のある方は、最新の情報でもありますので、ぜひご覧ください。

「取り巻かれる環境①/中古住宅のリノベーション/国の補助」
 昨日は【長期優良住宅化リフォーム推進事業を主とした国交省の講習会を受講してきました。《注》以下は要旨ですし、現在国会でも審議中ですから、内容が変わる場合も有る事をあらかじめご了承ください。

国は、現在資産として評価がとても低い中古住宅に対し「①劣化対策」「②耐震性向上」「③省エネルギー性向上」「④維持保全の実施と計画の作成」「⑤三世代同居改修※1」する事で資産価値を上げたい、と考えています。
 またそうした施策は、新築住宅着工戸数が減少し続ける中、リノベーションという形での経済活動を活発化する狙いもある、と私は思います。
※1:三世代同居を実際に国や行政が訪ね確認する、と明記されていない点が曖昧に思いました。

そして国は①~⑤に取り組む工事に対し、補助限度額100万円/戸の補助金を出す予定です。(また長期優良住宅並みとした物件では200万円/戸、三世代同居では150万円/戸)
とはいえ、申し込めば容易に補助金を出すという訳ではありません。

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《講習会の資料より抜粋》

「インスペクションが大事」
この施策を採用しようと考えた際、最初のポイントとしては《インスペクションの実施》が大事な事柄になります。
インスペクションと書くと?ですが…要は劣化の現状把握をした上で対策工事の実施や将来的な家の維持管理計画を明確にする必要が有る、という事です。
なお現況調査は、数年前までは建築士で良かったのですが、現在は講習を受けたホームインスペクターと呼ぶ資格者による調査と報告が義務付けられています。

またこれらの対象となる中古住宅では、地方に多くみられる基礎の無い「古民家や古町屋」は対象になりません。地盤から高さ400ミリ以上(雨対策など対応していれば300ミリでも可)の鉄筋コンクリート製の基礎が有る事が前提です。この辺りは、フラット35中古住宅の審査基準に取り扱いがとても良く似ています。

「申請の方法」
なおこの補助金の申請方法は、複数社がグループを作りその代表者が申請する方法(グループ申請)と、それ以外の事業者が単独で事前の応募をせずに申請する方法(通年申請)の2通りあります。ただし後者の通年申請では、1事業者1戸のみの申請制限があります。

以上、あまり長く書き過ぎても良くありませんので、この辺にしておきます。
ただし補助金をあてにしただけのリノベーションは、お止めになった方が良いと思います。私は、何よりもお客様ご家族の生活しやすさ向上や、断熱・気密による室内環境向上を優先されますことをお勧めいたします。

=追記:三世代同居の補助は都市より地方が魅力!?=
三世代同居について、補助対象となる「キッチン、浴室、トイレ又は玄関のうちいずれか2つ以上が複数個所ある住宅」としている点において、面積的に多くの中古住宅へ採用・設置できるかどうか、が気になりました。
ただ都市部の中古住宅では厳しいこの条件が、地方では住宅の面積も大きいので出来る可能性が高い、と思っています「^^」