佐渡 冷たく沈む床の足触り/床の改修工事
この時期の穏やかな晴れ間を小春日和と呼ぶのかどうかはわかりませんが、佐渡島は天候に恵まれました。
ともないまして日向が暖かく感じる頃になってきました。
福寿草の花やフキノトウなども、春の地面に彩りを添えています。
《近所で見つけた福寿草の花》
「床の改修工事/現状の把握と対策を練り」
築25年ほど経った木造住宅の床張替え改修をここ数日前から行っています。
既存の床材は、ケヤキ杢目の合板フロアーで部分的に沈む様な足触りと冬は氷のように冷たい足触りについてご家族は心配され、弊社への仕事依頼をして下さった次第です。
なおお客様ご夫妻は団塊世代で、ご夫妻だけで生活をしている為、老後の健康面でも気を付けていらっしゃる方たちです。
現場の状況を室内と床下から確認した所、床下環境の悪い場所(風通しの悪い場所)で傷みがひどく進みつつ、仕上げ材が合板フロアーだったことにより更に傷みも加速していた様子でした。
無垢材と比較して『偽物は、長持ちしない』モノです。
その為、今回の改修では無垢材で仕上げる事にしています。
またその際、これまで無断熱だった床面に断熱材を施す事にしました。
「住まい自体が、病床への原因にならないように」
ご家族の健康は、家自体も健康に配慮した仕様に改良する事で維持しやすくなります。
「どうせ、年寄り二人だけしか住んでいないから…」
という倹しいお気持ちも理解いたしますが、お住まいされている家そのものが健康を傷めつける「病床への原因」になっては、元も子もありません。
春が近づくことで薄れて行く冬の寒さですが、今からでも「冬寒くない家」を目指してはいかがでしょうか。