工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 納屋の新築工事/休日の現場打ち合わせ

曇り時々晴れながら蒸し暑いほどだった日中の佐渡島です。
帰省や観光で訪れた人々は、島の春らしい風景を楽しまれた事でしょう「^^」

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「休日の現場打ち合わせ/古材のポテンシャルを共に喜ぶ」
今日は休日でしたが、現場で今後の進め方について打ち合わせを行いました。
またこだわる部分についての煮詰めも行いましたので、使いやすい建物になって行く気がいたしました。

さてこの建物は、(解体したものの)もともと母屋に使用していた古材をリユースし、納屋の新築をしている訳ですが、古材で囲まれた内部空間は将来の居心地良さを既に漂わせており、その点をお客様はたいへん喜んでおられます。

屋内で作業をするにしても、居心地が良ければ作業もはかどる…そうした考え方は、これまでの納屋という既成概念では考えにくい事かも知れませんが、あえてその選択をすることで内部空間の可能性は高まると私は思っています。

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「下屋を設え」
ゆるい勾配でかかる大きな片流れの屋根の下で建物の出入口側には、和瓦による下屋を設えています。
外でモノや野菜を干したりするには、大変便利な場所であり、デザイン的にも大きな片流れ屋根の重心を低く安定させている感じがしています。(実はこの屋根瓦も、解体した母屋の和瓦をリユースしています。)

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外観上は、まるっきり新築の雰囲気ですが、内部に入ると古材で作られた部屋も有り、内外の変化がこの建物の良さになってゆきます。