佐渡 台所・食堂の断熱リノベ(改修)/板目(いため)で仕上げる
《前置き/木目の基礎知識》
製材された木材には柾目(まさめ)と板目(いため)があります。柾目は年輪がやや平行線のもので、板目は年輪の模様が山形だったり大きくカーブを描いています。
また価格的には、柾目は丸太からとれる量がわずかな為高価ですが、板目は比較的安価に入手できます。(ただしたいへん珍しい板目の材料は、柾目より高価な場合もあります。そうした材料は、杢目(もくめ)と呼んでいます。)
《板目で仕上げる》
さて、現在リノベーション中の現場では、壁の一部や柱型に板目の杉板を使いました。
どちらかといえば…私どもの造る空間は直線的ですが(縦、横、斜めがはっきりしている。)、自然木の木目はそうした直線的な場所に、曲線的な変化をやんわりと与えてくれます。
板の模様や色柄が、一枚一枚異なるのも無垢材ならではの良さですね。
板の模様や色柄が、一枚一枚異なるのも無垢材ならではの良さですね。