佐渡 仮組みをかなり終え/御堂の部分改修
ここの所落ち着いた天候ですが、3日前までは雪かきの連続でいまだ筋肉痛が残っております。異常気象を体感する冬ですね。
《仮組みを見上げた様子》
《仮組みした全景》
工場内で仮組みを進めてきた作業も、大きなハプニングも無く順調に進み昨日区切りのよい所まで来ました。
大工スタッフは、細かい部分のすり合わせに精を出しています。
「納め方のコダワリ/軒先天井板の納め」
細かいことですが…この部分に使用する天井板は、板同士を突き合わせるのではなく、板の両端で長辺方向を斜めに削ぎ、その削いだ面同士が重なり合う様な納まりにしています。
こうすることで、施工後に板の間が空いてしまったとしても、隙間としては目立たなくなります。この方法は、工作機械が無かった頃からの材料の納め方です。
この場所自体仕上がればわかりにくいのですが、こうした所にもキチンと技術を注ぐようにしています。
ちなみに天井板の木材は、佐渡産の杉板15ミリを使用しています。