工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 まちづくり的セミナーに参加/コミュニティデザイン??

佐渡島も、ようやく春らしくなりました。
SNS上でも、佐渡フキノトウが顔を出し始めております「^^」

「まちづくり的セミナーに参加」
もの好きと思われるかもしれませんが…本日(月曜日)の午前9時から相川で行われた「まちづくり的セミナー」の講演を聞きに行って来ました。
講師は、山崎亮氏。(東北芸術工科大学教授で、コミュニティデザイン学科長。(株)スタジオ・エル代表)
内容は前半が講演、後半はワークショップという形式で「相川の歴史と文化を活かしたまちづくりを考える」という流れでした。※ワークショップは都合で参加してません。
住民参加型の総合計画づくりと北海道のお寺での檀家による寺活性化という2つの具体的事例をもとに話され、字面だけでない「住民参加型の取り組み」を示してくれました。

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彼の話を聞きメモしたのは以下の通り。
①事前調査と整理、進め方をイメージしていないワークショップをしてはダメ!(それよりも事前準備が重要!)
ワークショップを行うには、まず少人数の方たちへ会いに行きいろいろ意見や考えを聞き整理し、初めの少人数から人の輪を広げてはまた意見を聞き整理しつつ、ワークショップの為の準備に入る手法をしている。
※会いに行き意見を聞くのは、その人の背景や環境といったものを聞き手が感じ取れるし、個人的な意見・考えを引き出し易いメリットがある。一部屋に数人集めて意見を聞く環境では個人的意見よりも最大公約数的で誰もがそう思う意見しか出てこない。
②参加者の意見や情報収集と同時に関係者を育てる!
総合計画であれば自治体関係者にファシリテートやアイスブレイクといった「参加者から考え・意見を引き出し整理する人の養成」も行い、将来を担う人を育てる。そうすることで、自治体と住民のコミュニケーションと意見集約
③自治体やコンサル任せにしない進め方!
行政にやらせればいいや、それなりにコンサルタントがまとめてくれるだろう・・・といった地元住民の寄りかかり過ぎの考えを無くす進め方に徹することで、そこに住む人々が「住民である自分たちが出来る事」の意識を持ち行動に結びつける。
※住民が出来ない事についても、どういう形で出来るかは意見交換の中で成熟してゆく事になる。
以上!メモはこの辺で。(他にもありますが、長くなるので)

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《お寺の活性化に向け/講演会でのスライドより》

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《講演中の山崎氏》
そうした合意形成、そして形にし、将来に繋げてゆくことを「コミュニティデザイン」っていうのも、恥ずかしながら今回参加して初めてわかりました。また多様な意見を引き出し整理するファシリテートの意義も再認識した次第です。
=あとがき=
週初めのこの時間!なので、申し込む際も躊躇しましたが、結果的にはとても身になるものでした。
ただし、こうした話を聞いたわりに、整理のついていない文章ですいません「^^」>

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《相川の大浦にて/海藻をとっている漁師さん》