工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

手跡:teato

佐渡では、パッとせず、怪しい雲行きの天候が本日も続いている。

一昨日までの暴風雨(雪)ほどではないが「アーッ!またいつもの冬だなぁ」といった所である。

≪手跡//ハンド・メイド≫

現在進めている現場でもそうですが、(僕らが仕事に入る事で)古いモノは古いモノの良さを次第に表して来るような気がしています。(新しいモノから決して生み出せない良さなのです。)

特に古民家では、骨太な構造体から当時の職人の手跡が浮かび上がってきます。

チョウナの跡は、リズミカルに大きな梁材を化粧していますし、三次元に交差する梁組みは、空間に安定感を感じさせます。

一方、超・消費社会に生きている現代の僕らは、どういう形で手跡を残せるだろうか・・・と考える時もあります。(人の寿命は長くなり、モノの寿命は短くなり・・といった所でしょうか。)

いつまでも愛着を持って、住まい(使い)続けていただける家作り・・を僕らは、手跡を残しながら目指します。