工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 鬼太鼓の山車制作/再活用(リ・ユース)

本日の佐渡も、昨日のように変わりやすい春間際の天候でした。
気温は、昨日より冷えた感じもしました。
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74年前に制作された山車をもとに、新しい山車を工場で制作しております。
しかし当時のものでも、しっかりしている、或いはまだ使えそう、と判断した部品(部材)は積極的に再活用しています。
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写真は、唐破風(からはぶ)と呼ぶ屋根の妻面に使用していた部材。
2枚とも彫刻が施されています。
1枚は唐草模様で山車の前面に、もう一枚の波(あるいは雲)型模様の板は後面に取り付けられていました。
唐草模様は祭礼時の神社を意識したデザインだろうと思いますし、波型模様の板はこの山車の地元が昔から漁師町だったこともデザインに影響しているかもしれません。
いずれにしましても、当時の職人は腕だけでなく知恵を使いこれらの彫刻デザインを決めていったのでしょう。
古いモノから学べることは、有難いことです。

私たちは今回この部材も、鏡板や太鼓の台とともにリ・ユース(再活用)します。
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だんだん山車の格好になってきました。