工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 台所・食堂の断熱リノベ(改修)/竣工しました

断熱性と気密性の向上に努めてきたこの現場が、昨日竣工しました。
施工面積は二部屋を合わせた18帖で、床・壁・天井の全てを改修。
また各部分の仕様は、床にカバ桜、壁は杉板とエコ・クロス、天井はエコ・クロスとしています。
そして構造の安全上どうしても外せない柱や間仕切り壁も有りましたが、飾り棚や壁開口などを設置し使いやすく楽しめる工夫をしています。

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床は未塗装のカバ桜に、蜜蝋ワックス塗りで仕上げましたので、建材フロアーの様な冷たい感じは有りません。

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《台所から食堂と茶の間を見る。(アフター)》

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《上の写真の既存状況(ビフォー)》
奥の茶の間(和室8帖)と手前の食堂・台所(10帖)が、ソデ壁や下がり壁で区切られ過ぎていました。
また台所・食堂の床は建材フロアーで仕上げられていました。

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《取り外せなかった壁を、板張りでアクセントに》

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《杉板張り腰壁の飾り棚》

そして昨晩、取扱説明をさせて頂きましたが、奥様は当初から介護だけでなく、御自身もゆっくりできる室内空間を望まれていましたので、とても安堵されたご様子でした。


また使いやすさ(動きやすさ)に加え、無垢の床材の足触りの良さや、断熱が向上した事による暖かさに奥様は大変喜んでくださいました。(これまでの冬はエアコンと灯油式ストーブを併用していても寒かった様です。今後はエアコンの暖房で十分対応してゆけると思います。)

この度は、たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。
改修後の安全な空間で、暖かい冬をお過ごし下さい。

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=安堵した島ニュース=
昨日は「大佐渡スカイライン降雪で全面通行止め」というニュースで『エッ!まだ紅葉が見頃なのに、早すぎない!』と驚きましたが、今日から全面通行止めが解除となったのでホッとしております「^ほ^」