工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 小さな木造建築/窪みが建物の表情を付ける

連日暴風警報が発令された中ですが、この現場では、順調に作業が進められています。
外周り(外壁張り)の作業も、残りわずかになってきました。
「窪みが建物の表情を付ける」
この建物では、農作業の準備をするのが主な用途ですが、隅の部分に6畳ほどの窪みを設けています。(下の写真の左手の窪みです。)

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この窪みは、薪ストーブ用の薪割りをしストック乾燥しておく場所にも使われるため、完全な室内とはせず、風通しも必要な場所になります。とはいえアプローチとなる道路側からこの窪みが丸見えになるのは避けたいですね!ということで(外壁と張る方向を変え)15ミリのスリットを設けた横張り壁にして、外観のアクセントにしました。

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この現場は”小屋なんですが”設計段階からいろいろ工夫や提案を試みています。
それらの工夫・提案は、将来私たちが作り出す住宅でも活かして行けると思っています。
今回のこの仕事の私的テーマは「デザインされた小屋」でもありますので。

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