工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 新穂まちブラと六丸亭/その2

9月23日に行われた新穂の旧料亭で行われたフォーラム。
前半は、とても楽しくためになった町歩きでした。

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そして、後半は六丸亭を会場にして「この建物の価値と活用の提案」から質疑応答へと流れは進みました。

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《フォーラムの光景/桜の間》
「六丸亭の沿革」
大正5年に建てられたこの建物は、料亭として始まったが、その後戦争の影響で工員宿舎や旅館として使われ、昭和40年代まで旅館だった。それ以降から5年近く前までは、所有者の住宅だった。(現在は、料亭部を除き倉庫として活用)
「エピソード:日本画家/土田麦僊の創作場所」
兄弟の苦境を救済すべく(地元出身の日本画家で大家)土田麦僊が、この料亭に5日間泊まり込み創作したエピソードがある。

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《土田麦僊の絵/舞妓林泉》

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《柿の間》
「作り」
メインの座敷二部屋は、とても丁寧な作りをしており、桜の木だけを使った《桜の間》と柿の木を使った《柿の間》になっている。
「活用提案/まちの駅として」
土田麦僊の作品展示、芸子さんを招いたイベント、祭りやその場を使いたい人たちの会食スペースなどで地域を盛り上げてゆく様な活用を図る。
※配布資料より要約抜粋(作成:ヘリテージマネージャー3期生佐渡チーム)

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《発表してくれたヘリテージマネージャーの皆さん/お疲れ様でした》

「六丸亭活用の私的振り返り」※箇条書き御容赦
①質疑応答でもご意見有りましたが、交差点近くに建つこの建物を「町歩きの拠点」として位置付けるのは良いと思う。
②楽しい町歩きをしてもらうのにガイドは欠かせない⇔ガイドの育成
③町歩きガイドの育成に関連し「地元民が地元の事を知る機会」が大切
 《足元発見!!的な》
④所有者と利用範囲や賃貸料のルールを作った方が使いやすくなる。
 維持管理を考えたら、ただの利用はダメ。
⑤企画・運営する地元の柔軟な組織の必要性
 過去の祭りの際に、地元商工会青年部がここを使ってみた話を聞き。
⑥この地域は、(背面の)川側にも魅力がある。
ひとまず、こんな印象でした。
良い雰囲気のする建物ですし、(所有者からも協力を得て)上手く活かせるとイイですね「^^」

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