工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 くらす・つくる・まなぶ/鼓童メンバーがウチに来た!

早いもので6月も本日が最終日。
しっとりと雨が降る佐渡島です。
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鼓童メンバーがウチに来た!』
先日のこと、鼓童メンバーの中込健太さんと草洋介さんがウチの工場にお越しくださいました。

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 鼓童メンバーは「ワン・アース・ツアー」を主としたパフォーマンスを世界各地で繰り広げています。僕からすると佐渡島で例年夏に開催される「アース・セレブレーション」でパフォーマーと一観客という遠い距離感でしか接することの出来ない方たちなので、お会いするまではそれなりに緊張しました「^^」>

www.kodo.or.jp「すごす(過ごす)→くらす(暮らす)」
 コロナ禍で活動自粛・公演中止と大きな影響を受けている中、拠点の佐渡島で今後についていろいろ考え話し合っていることを伺いました。そんな話の流れの中、私に会ってみよう!となった訳です。

 彼らは年間の大半を海外のツアー先で過ごしているのが通常ですから、暮らすことは今後のことだけでなく、島をあらためて知る(見直す)機会にもなっているようです。
鳥であれば、止まり木と巣の違いくらいかもしれませんが…人の場合は、生活の中で感じ取ることも多い様に思います。

 一方、暮らす器を作る僕らにとってもコロナ禍は例外なく影響を与えていて、それは経営面だけでなく住宅の計画にまで広がっている、と自覚しています。そのような中ですが、部屋の広さにゆとりやコーナーを持たせたリモート・ワークしやすい家の新築やリノベーションを、僕はいつも頭の中に描いています。

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「つくる」
 僕らに共通するのは「木を使い作る」こと。
彼らは木製のバチで太鼓を叩き音(音楽)を作り、僕らは木を刻み家を作ったり、直しています。
 お二人がバチを手作りする中でのエピソードや樹種や作り方といった話題で盛り上がりましたが…樹種だけでなく、手の大きさや太鼓の大きさによっても違いの出るバチは、木を深めるには良いコンテンツですね。
彼らへ手土産代わりに渡した木々が、バチとして使えるかどうかがとても楽しみです。

「まなぶ」
 僕は彼らと木について話し合いましたが、コロナ禍だからこそ出来ることとして「学ぶ」ことを実践していました。
佐渡島での暮らし方を学ぶ

・モノの作り方を学ぶ
その学びの答えは単純一様ではなく、たとえ地道でも続けながら気づくこと対応することが求められますが…それが器用に生きてゆくことなんだ、と(かなり年上ですが途上の)僕は思います。

「結びに」 
 鼓童には「くらす・つくる・まなぶ」という活動理念があります。

www.kodo.or.jp 若い彼らは、佐渡島でそれらの実践を通じこれからに向かっていると強く感じました。若いからこそできること、生涯続けてゆくこと(ゆけること)を日々の生活の中で考え、挑戦し続けてゆくのは良いことだと思います。

コロナが終息した後、鼓童のパフォーマンスを含めた活動はよりハートフルで力強くなっているに違いありません。

自分自身にとりましても良い刺激になりましたし、またお会いできたらと思いました。
この機会とご縁に感謝いたします。

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「お知らせ」
 佐渡島で毎年夏に行われている「アース・セレブレーション」ですが、今年は無観客でのライブ配信(オンラインイベント)を充実して行うことになりました。

 またコロナ禍による鼓童への支援や投げ銭でのライブ支援も取り組んでいるので、このブログをご覧の皆様もご協力頂けたらと思います。詳しくは鼓童のホームページをご覧ください。よろしくお願いいたします。

earthcelebration.jp《注》2枚目と3枚目の写真は、同行したYさんからの写真提供。ありがとうございました。

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枯木から芽吹くたくましさ