「佐渡 小さな家具製作/思いを形に」
例年であれば木枯らし吹いて寒いこの時期ですが、暖かい晴れ間の日々が続く佐渡島です。
このブログで今年の9月11日に「工務店ですが…」という記事では、佐渡産の杉材で(味噌を製造する際に使う)木製蓋を新しく作った…という内容でした。
今回はその時に預かった古い木蓋を再活用して小さな家具を作りました。
普段なら廃材処分する古い木蓋に親しかった故人が思い出され、気になり捨てきれず「何か新しい形で生まれ変わる事が出来ないか?」を考えたのが、この家具作りのキッカケでした。
また私の思いとしては、故人への感謝とご家族に喜んで頂けるものを考えデザインしました。
出来上がった後この家具に、Dossa!Kenji(ドッサ!ケンジ)と名前を付けました。
ドッサ!というのは佐渡の方言で「すごいな!やったな!」と感嘆して褒める意味合いでも使われる言葉です。そしてそこに故人の名を連ねました。
私がした今回の事を、彼はあの世できっと「ドッサ!マッテいいねかさ。」と言ってくれる気がします。
代々の味噌づくりで長く使われてきた木蓋は、とても良い独特の素材感がありますので、今後はこの味噌屋(こうじ屋)さんで商品ディスプレイや飾り棚など多様な使われ方をしてくれると思います。
お客様へ差し上げた際にスーッと気が抜けて楽になったのは、私にとっても気持ちの部分で一区切り付いたからかもしれません。
=追伸=
仕事の事情やお客様へのプライバシーを配慮した為、ブログの更新が空いていますが、ご了承下さい。(体調は悪くありません)
今後とも、よろしくお願いいたします。