佐渡 芸術祭のつくりかた第3回を振り返り
佐渡島で【さどの島 銀河芸術祭】というアートイベントが昨年から始まり、その際写真展示のパネル製作を弊社でお手伝いさせて頂きました。
今年は、このイベントの今後や可能性、独自性、地元の協力などについて更に考えを深める意味で「芸術祭のつくりかた」という無料の公開講座を5月から8月までの5回行っています。今日はその公開講座の3回目が行われ参加してきました。
「講座の要旨」
今回の講師は、新潟県で続く「大地の芸術祭」に創世から関わってこられた渡辺斉さん。 彼の話の要旨を列記しますと、以下の通りです。
⑴交流を豊かにする事が、地域を豊かにする。
※元気な地域=交流が盛んな地域
⑵地域を越えた広域的連携と住民参加が必要
※点だけではなく、点をつなぎ線にして住民参加で取り組む
⑶独創的な地域価値の創造は、自分たちで取り組む(シンクタンクに頼らない)
※外部コンサルタント料を抑え、取り組む活動に責任を持つ。
⑷ソフト基盤が出来てからハード面に取り組む(その逆は上手く行かないケースが多い)
※箱物優先ではない。
⑸計画段階から長期を見据える
※行政から支援のある場合、首長が代替わりしても続けて行ける様にしなければならない。
⑹長期を見据えて行けるリーダーが必要
⑺無理せず持続出来る計画性
※大地の芸術祭のメインイベントは、準備などを含めて3年毎に開催(小さな催しは例年)
以上です。
結果として、とても良い話を聞く事が出来ました。
思いがあって取り組むことでの、合意形成と持続・イノベーション、そして自立は、こうしたイベントに限った事ではありません。
(´-`).。oO
佐渡 芸術祭の作り方第3回を振り返り
佐渡島で【さどの島 銀河芸術祭】というアートイベントが昨年から始まり、その際写真展示のパネル製作を弊社でお手伝いさせて頂きました。
今年は、このイベントの今後や可能性、独自性、地元の協力などについて「芸術祭のつくりかた」という無料の公開講座を5月から8月までの5回行っています。今日はその公開講座の3回目が行われ参加してきました。
「講座の要旨」
今回の講師は、新潟県で続く「大地の芸術祭」に創世から関わってこられた渡辺斉さん。 彼の話の要旨を列記しますと、以下の通りです。
⑴交流を豊かにする事が、地域を豊かにする。
※元気な地域=交流が盛んな地域
⑵地域を越えた広域的連携と住民参加が必要
※点だけではなく、点をつなぎ線にして住民参加で取り組む
⑶独創的な地域価値の創造は、自分たちで取り組む(シンクタンクに頼らない)
※外部コンサルタント料を抑え、取り組む活動に責任を持つ。
⑷ソフト基盤が出来てからハード面に取り組む(その逆は上手く行かないケースが多い)
※箱物優先ではない。
⑸計画段階から長期を見据える
※行政から支援のある場合、首長が代替わりしても続けて行ける様にしなければならない。
⑹長期を見据えて行けるリーダーが必要
⑺無理せず持続出来る計画性
※大地の芸術祭のメインイベントは、準備などを含めて3年毎に開催(小さな催しは例年)
以上です。
結果として、とても良い話を聞く事が出来ました。
思いがあって取り組むことでの、合意形成と持続・イノベーション、そして自立は、こうしたイベントに限った事ではありません。
(´-`).。oO
佐渡 御堂の傾き補正/知恵を出し合う
小さな集落に在るお寺の御堂が、地震などにより傾きがひどくなった為その対応をする事になりました。
現場での施工は、地元の大工職人と基礎は土建業者と島内の曳家業者というメンバー構成で、私ともう一人の建築士で現場監理をする進め方をしています。
今日は、曳家で上げた建物の下にもぐり、基礎や柱の高さ決める”肝心な決め事”を関係者が集い行いました。
こういう仕事はとても稀ですが、これまでの経験と現場の状況から短時間で総合的に判断する器用さが求められます。現場では、曳家職人が建物を持ち上げるために使用した丸太や角材が交差する中、大工職人は古い柱の根元を切断したり、基礎工事のため土の搬出や配筋することをし難くしても良くないためです。(その為、今回は弊社のベテラン大工も一緒に立ち会ってもらいました。)
ミーティングの最初は戸惑っていたメンバーもいましたが、徐々に解決方法が見えて来たことで、最後はみんな笑顔でその場を解散することになりました。私自身、工事関係者が知恵を出し合える雰囲気づくりも、監理の大事な仕事だとあらためて思いました。
明日から出し合った知恵を活かして参りましょう「^^」/
佐渡 御隠居部屋の新築/無事御引渡し
次第に蒸し暑くなってきた佐渡島です。
梅雨の時期ですからね。
「無事御引渡し/関わった仲間たちへ」
もしや、この古材は(驚)!と5月27日のブログでご紹介したお仕事は、先日無事引き渡しを終えました。
同じ場所で改修工事もからむ中、完成を見据えた段取りなどでいろいろと工夫も必要でしたが、各職方たちはやり遂げてくれました。
また皆さんのおかげで、御夫妻は新しい部屋で寝起きもされ、その快適さを喜んでくださいました。仕上がりの良さに加え、新築部だけでなく改修部の断熱と気密を向上させたことや解体した土蔵の栗の木の棟木をリユースした事で思い出も残せた事が、その喜びの要因だと私は思っています。
これからもお客様の期待以上の仕事をしてゆきましょう。
皆さん、御疲れ様でした。
佐渡 サンザBAR(ばる)のためのリノベ/そろりと着手
築50年経つ木造建物の1階に空き店舗があり、そこをBAR(バー、バル)に生まれ変わらせよう!という仕事に、そろりと取り掛かりました。
まずは内部の解体工事。
大工スタッフと共に、築年数で腐食など傷みが在るかどうかや、計画段階で設定した寸法など修正する必要があるかどうかの確認をし、地墨を打ちました。
お客様と私は長い付き合いで、深夜まで飲み語った或る日「残りの人生は、自分のしたかったことをする」と彼が宣言した所から、この計画は始まりました。また彼がそう考えた背景には、若くして病死した同級生の生き様も強く影響している、と私は感じています。
(私たちとしては珍しく)店舗の為の改修工事(リノベーション)ですが、人の賭けた生き方に、家づくり同様真摯に、そしてお客様と楽しみながら取り組んでまいります。