工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 何れにしましても/リフォーム相談

佐渡島は、田仕事が忙しい時期に差し掛かりました。

春 朝の水田

 

お陰様で忙しい日々を過ごしており、ブログ更新が稀になっていますがご了承ください。

=何れにしましても/リフォーム相談=
今年は、新築だけでなくリフォーム案件の相談が数多い実情です。
ここ数日でも複数件の打合せをしてきました。

相談を受ける私としては、セッション(打合せ)をしながらも絞り込みたい重要なポイントがあります。
それは「相談者が、リフォーム後の生活をどう考えているか!」という点です。

多くの相談者は、リフォーム時にやっておきたい事、したい事はアレコレと出てきますが、それらの要望は意外とバラバラだったり、あちらを立てればこちらが立たず…といったことも実は多い現状です。
私はそれらの要望を整理することから始め、リフォームのプランを考え始めますが、それでもすぐに「この相談者に最適なプランはこれだ!!」とはいかないものです。

なぜなら私が立てたプランは、計画をした私なりのイメージでしかなく、相談者の生活イメージにピタッ!とフィットするとは限りません。

そのため私が平面プランを立てた際に、相談者と一緒に平面プランを説明しながら、家の中を歩き回る様にしています。(その際は、腐朽箇所も双方確認しながら歩く様にしています)
この方法は、既存の状況が残っているリフォームだからこそ出来ることですし、広さや高さの感覚も理解しやすい方法だと私は考えています。

その後プランを修正し、生活しやすい計画を固めてから、工事実施に向けた次の段階に進めていきます。
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何れにしましても「リフォーム後の将来の生活」は、提案する私の生活ではなく、相談者の将来の生活です。

私もそれを描きやすくするよう打合せ時に努めますが、いつか私に相談したいとお考えの方は、おぼろげでも良いのでイメージをしておくことをお勧めします。

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