工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

土地を見る眼

島外の人から見れば、(佐渡が比較的高齢過疎地であるがゆえに)不思議に思われるかもしれませんが・・・佐渡でもここ数年、造成地分譲の広告が増えて来た様に思います。そしてそこに住宅を建てる人も増えて来ているようです。(分譲地を求めた結果、空き地となっている物件も在る様ですが)

さて、佐渡でも造成した土地を購入を検討する際、一般的な事の他に、気をつける点がいくつかあります。
幾つか例をあげると…
・しっかりとした地盤なのかどうか(造成前の土地の状況も含め)
・方位(周囲や隣地との関係をイメージ)
・周辺環境
・メイン道路からの接続状況(例:混雑しやすい道から分岐した前面道路かどうか)
・商業圏や病院・学校へのアクセス
・雪の量(佐渡も場所々々で積雪量は変わります。)
・風の当り具合(荒天時:とくに冬の荒れる時期)
※景色が良い敷地の場合は、特に、荒れた天候時の事も想定できれば良いかな・・と僕は、考えます。

先述の様に、さまざまな判断材料が有りますが・・・確かな土地選びの方法は、購入したい人が(気候の良い時期だけでなく)あえて荒れた天候の時期に、現地を訪れて、その場に立ち、光や風を感じ取ることが最善なのかもしれませんし、土地を求める際にはすぐに購入せず、地元の人にいろいろと聞くことも大切な判断材料になると思います。いずれにせよ土地と家は一生物ですから、慎重な判断をお勧めします。(新しい造成地も魅力的かもしれませんが、空家とか古民家、中古住宅の再生活用など・・・「住まい」のスタイルは多種多様でもありますので)

※写真は、(上記文章とは関係なく)現在床などの改修を行っている神社の狛犬の木像彫刻です。
顔つきに雰囲気があり、当時の彫師の技を感じます。