工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

硬文:リセットし易い子供達

先だって行われた七夕の打ち上げで、子供達も招いてみんなでお疲れさん!!・・をしたのは良いのですが、ふと子供の行く末を不安に思った出来事がありました。

打ち上げが始まり、子供達も飲食を終えたら・・・それぞれが別々にゲームを興じていた事に、僕はちょっとショックを受けました。
「ナ〜ニ、イマドキノ子供はソンナモノサ」と考える自分と、「オイオイ、みんなで七夕をやり遂げた反省会でもしたらドウヤネン?」と考える自分が交錯したのでした。

例年通り町内の大人たちは子供達の為、一生懸命山車を作ってきたのですが、それぞれ自分のやりたい事だけに興じる子供からは、妙な寒さを感じます。

人様のお子さんにとやかく言う訳ではないけれど、リセットできるもの以外に集中できる機会を多くしなければ、末恐ろしい気がいたしました。(大人流にいえば、現実と将来に対する目的とチャレンジ、そして反省をもった達成感が欠如する可能性が高くなる、気がしたのでした。)

今の子供が大人になった時、将来の世の中は、冷めた世情が支配するかもしれない・・そんな予感がし、そしていざその時になって親がオタオタシテモ、時すでに遅し・・・と感じました。その時既に、親は子供からリセットされている可能性が高くなっている為です。

※追記※
僕自身も打ち上げで酔っていたとはいえ、上記のような大袈裟な事を考えるとは思いもしませんでした。ただこの文を書く数日前の地元ケーブルテレビで、都会から佐渡に来た子供が佐渡の自然学校などで楽しんでいる姿とのギャップがあまりにも大きく、その反動でこの文を書くに至りました。

明日はお盆の最終日、佐渡でもご先祖さんを送り火でひとまずのお別れとなります。

親が居なきゃ、子供はいない・・・先祖が居なきゃ、子孫はいない・・という、至極当たり前の人間らしさを振り返る為に、お盆は在る様にも思います。