工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡をあらためて学ぶ:小木方面

昨日の日中は(例年「湊いっき」などで頑張っている)湊商店会の島内研修が行われました。
今年の行き先は佐渡の南部:小木方面でした。
まず、白山丸という千石船の見学。実物大に復元された木造船の技術力の高さと佐渡の交易の歴史を学び、次に宿根木(しゅくねぎ)という、江戸時代に千石船による商いが行われ、船大工が多く居た集落を見学してきました。

宿根木では、船大工が船の木材を使って作られた家屋が「伝統建築保存群」に認定されています。僕も過去に何度か足を運んだ場所ですが、行くたびに発見することも多い好きな場所です。

宿根木での見学を終えた後は、古民家を移築再生した体験宿「花の木」で、素焼の湯飲み茶わんに自分の好きな絵を描き、彫り込む”絵付け”を行い、そのあとで昼食をいただきました。ここは宿としても、食べ物も大変評判の良い場所です。僕は初めて足を運んだのですが、評判の良さがわかる空間と体験、食事でした。

   

※上の写真は「花の木」にて撮影したもの。佐渡でもさすが南部だけあって、自生している”やぶ椿”の花が活けてありました。


故郷:佐渡を観光の閑散としたこの冬の時期に回ってみると、ゆっくりと見学もでき、気づくことも多いのが僕はうれしく思いました。そして明日からの仕事にも、大変良い影響を与えてもらったような気がしました。