工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡《集い》始まる

本日の佐渡は曇り時々晴れ&雪。春への変わり目、忙しい天気でした。
特に朝は昨晩降った少ない雪が凍り、路面はツルツルに光っていた為、車の運転に気をつけて現場に向かいました。
✿改修工事《集い》始まる
中古住宅の改修工事(リフォーム)《集い》を今日から取り掛かりました。
朝一番に鍵をあけ、この家の御先祖さんや神さんに手を合わせ、今日一日の現場段取りをイメージしながら協力業者の到着を待ちました。

築年数も15年と若い中古住宅ですが、内部解体が進むにつれ明らかになる事は・・・使用している材料が細かったり、床や天井に一切断熱材を入れていなかったり、ベニヤやボードを留める下地材の間隔が遠かったりetc・・・当社の標準的な仕様と比較しても”手抜き”と思われる個所が多く見受けられるため、以前住んでいた人々は、夏・暑すぎたり、冬・寒すぎたりして、ご苦労だったと推測されます。

だからこそこの現場では「内装工事が済めば隠れてしまう骨組みや壁の中の仕様をキチンとする」事から取り掛かる事も、当社に仕事を授けてくれたお客様への安心につながると思って実施します。
さて初日の今日から今週末までは、内部の解体を行い、来週からスタートする大工工事に向け、腐食箇所の確認点検と骨組の補強も再検討する予定です。

明日以降も、それぞれの分野の専門家がここに《集い》、お施主様の為に住まいの治療を施してゆきます。
  
※写真は、今日の様子と以前調査した床下の状況写真。
床を支える根太が細いばかりか、床下に断熱材が入っていません。