工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 古きを訪ね

2日ほど前から再調査をしてきた古寺の山門調査を終え、休憩時間中に近所のお寺などを周って来ました。佐渡の古い建物では、建物周辺の季節感だけでなく、建立当時の確かな技術がありのまま残っていて、大変ためになります。

妙宣寺…佐渡に唯一ある五重塔。相川の棟梁親子が建立したもので組物が見事な建物です。
僕も時折足を運ぶこのお寺ですが、佐渡にもすごい棟梁が居た証しを感じます。
 
調査したお寺の仁王像とここの仁王像は、だいぶ顔つきが違っていて、彫り師の個性が良く出ています。妙宣寺の仁王像は、どちらかと言えばハンサムに見えます。

大膳神社…能舞台を境内に配置した神社です。
僕は今日裏口の狭い道の方から境内に入ったのですが、せまい場所を抜けると拝殿と能舞台の前がスッキリと広がり、午前中の雨に濡れた草々がつややかでした。