工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 住み継ぐ志と共に、僕らが居る。

先述の台風被害にも関連しますが、(不思議なご縁で出会ったお施主さんより)築200年経った茅葺き古民家の木造棟の修理の依頼を受け、ようやく晴れた今日から現場での修理作業をしています。

築200年経った住宅に住み続けている、と字面だけを受け止めてもスゴイ事だと思いますが、住宅の維持管理を代々続けてきたご努力に、僕は大変感動しました。(昨今は「200年住宅」といった言葉が一人歩きする風潮もあるようですが、住まい手の維持管理面での努力無くして100年、200年維持といった言葉使いを僕はできません。)

屋根の被害状況を確認に行き、ご高齢のお施主さんご夫妻とその後の対応を打ち合わせした際にも
「今回、あなた方の様な若い方たちがこの建物を守ってくれる事は、大変うれしい事だ。」
と話され、自分たちの仕事に対する使命感と書けば大袈裟かも知れませんが、それに近い感情をあらためて持ちました。