佐渡 新潟での建築士講習会に参加し
昨日(タイトルが大変長いのですが)「木造軸組工法住宅の構造計画の基礎と演習」という講習会が、住宅・建築関係者を対象に新潟市で行われ、参加してきました。
参加人数は約100名超。また参加者の多くは、建築士が多かった様子。
個人的には、講義で実務に則した演習問題もあり、3時間半の講習時間は意外と短く感じました。
今回の講習会は、住宅・建築関係者の技術力向上の講習会で、参加の義務まで負わないものですが、専門家(建築士)としての知識を一定レベルに保つ、あるいは実務経験の備えといった部分で、大変意義のある内容だったと思いました。
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《この講習会の背景と意義(講師弁を要約)》
一般的に在来工法で建てられている木造住宅は、建築基準法第6条第4号に含まれ、建築士の設計した住宅で(壁量計算などのチェックがして)あれば行政で構造計算まで細かくチェックする事はありませんでした。
これが業界でいう「4号特例」とよばれるものです。
しかし数年前の耐震偽装事件を受け「4号特例の廃止」が検討され実施しようとしたところ、業界団体の様々な異論も出て、現在も特例は残った状態となりました。
木造軸組構法による住宅では、瑕疵担保履行法とも関連し、今まで以上に設計者が適切で安全な住宅設計をするため今回の講習会は全国で実施されています。