佐渡 新・リノベ/壁に機能を付加
こちらの現場は、順調に進みボードや合板などの面材を張り終えました。
また無垢の木枠も取り付け終えましたので、室内の雰囲気はグッとわかりやすくなりました。
しかし、ここまでの途中経過で・・・一つ思案。
このままボード下地に環境壁紙(クロス)仕上げで、進めた方が快適か?
それとも何か別の方策(提案)で、より快適さが増す方法は無いだろうか?
と考えておりました。
そこで無垢の板をアクセントにして壁を仕上げてみることをお客様へ提案し、壁に機能を付加する事にしました。(昨年も実施したことがあるので、大体のイメージはつかんでおりましたが。)
《板壁の部分》
”壁に機能を付加”と堅苦しく書いてしまいましたが、大した事ではございません。
好きなモノや生活上必要なモノを、気にせず掲示できる様にしただけですから。
でも、生活上とても意味有る壁になります。
《全体のアクセントになった板壁》
無垢の板で張ったその壁は、全体の中でアクセントが効いてイイ感じになってきました。
ボード張りをそのまま進めてクロスで仕上げていれば、確かに合理的だったと思います。ただしノッペラボウの白い壁だらけで、室内空間は豊かになりません。
要は、白っぽい壁とそうではない壁や天井仕上げのバランス感覚が良ければ、雰囲気の良い室内になります。
またそうした工夫の裏付けには、設計力(デザイン力)が必要になってきますので、これからオリジナルの家づくりをお考えの方は、そこら辺も考慮したほうが良いと私は思います。
《霞む小佐渡の風景》
《加茂湖の夕暮れ時に》