工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 自分たちらしく/無垢板の加工

曇りでしたが、終日冷たい風が吹き続けた本日の佐渡島
ジャンパー無しでは寒くて居られませんでした。

過日、ご年配の方から
「自分の山から出し、20年ほど前に改築した際の板材を下地に使って、床の張り替えをお願いしたいのですが…」
という連絡を受けました。
お宅に伺うと、納屋の外に簡易な下屋を作り、その下で杉の板材は置かれていました。
ただ昔の方だけあって、板材と板材の間には細い木を台にしてあり、風通しを良くして乾燥させてありました。

f:id:takumi-2jam:20150407185407j:plain
《加工前の板》
「無垢を扱いなれた、自分たちらしく」
私どもからすれば普段から無垢材を多く使用していますので、加工するのは何の問題も有りません。
ただ長年下積みになっている木が腐食などによりどこまで使えるか、が気になりました。

まずはそのお宅から工場に材を移し、大工スタッフによる加工を始めました。
結果としては、保管状態が良かったこともあって、ほとんどの板材が厚みを揃え削り直せば使える事もわかりました。

f:id:takumi-2jam:20150407190328j:plain
《加工後の板》
お施主さんである老夫妻には、喜んで頂けることでしょう。
現場へは、後日伺わせて頂きます。


f:id:takumi-2jam:20150407190726j:plain
《水田の傍らで咲く花》

   f:id:takumi-2jam:20150407190729j:plain

《今日の夕暮れ時/水田にて》