工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 立木の伐採に立ち会い/活かします!

 昨日から今日にかけ、島内での立木伐採に立ち会ってきました。

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「伐採に至る経緯と新たな使い道」
 伐採される木々は、これまで住宅の建つ隣地境界沿いに植えられ、防風林として役立ちつつ、農繁期はハゼ木をかけて稲の天日干しにも活用されてきました。
当初住まい手の高齢化で枝葉の処理など維持管理ままならぬ状況となる前に伐採しよう、という事になりました。その後、この家の親戚で改修工事をする予定があり、この木材を使えないだろうか、という新たな使い道が加わり今日に至った次第です。
木は杉が主で、ケヤキが数本混じっております。(樹齢は平均して50年ぐらい)

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「木を伐るプロフェッショナルの姿を凝視」
 私も久しぶりに見ましたが、チームプレイで手際良く木を伐るプロの仕事ぶりは、凝視するほど実にエキサイティングでした。
 今回は、木の上部の枝にワイヤーを玉掛けしレッカーで吊った後、下の作業員が地上10m近い高さでチェンソーを使う流れで伐採が行われました。立木を丸ごと倒す一般的な伐採方法では、近隣の状況もあり無理だったためです。しかしこの中吊りする方法で伐採する事は、倒木ヒビが発生しませんので木材も良い状態で製材できるメリットがあります。

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「次は、私たちがその木を活かす」
伐採を終え製材所に運ばれたら、私の出番となります。
挽いてみて、どんな木材に出会えるか…若干の緊張感とともに今からワクワクします。
地産の木を自分たちで活かせる!
そんな気持ちが湧き上がりつつ、生前の父を思い出しました。
父から教えてもらった事を自分らしく活かし製材に取り組みます。

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