佐渡《中庭を活かしたリフォーム》

ここ数年、僕達の仕事もリフォームや（古民家再生を含む）増改築の設計・施工という内容も増えてきました。6月7，8日に行われた「再生民家の催し」でも話し合ったことですが、佐渡の人々の中には現在の住環境を建て替える事無く改善・改良したいと思っている方々も多いのだと思います。

さて、上の写真はつい先日から取り掛かりはじめたリフォームの現場の様子です。
この現場は、両津港にほど近い湊地域に有り、長屋建てによる独特の住環境が形成されている特徴があります。（両隣りが接するほどに建っているため、中庭や高窓により採光や通風に対する工夫を昔からしている地域です。）
また今回のリフォーム（改修工事）では、水周りに不自由されていたご家族の為に、使いやすくて、中庭との繋がりを活かす事が工事の大事なテーマとなっています。
細長い敷地の中間に位置し、現場に入れる人数も限られるため、部分的な解体後、中庭の不要な木々を取り除き、前もって給排水の配管作業など設備業者に下準備をしてもらった後、僕達が現場に入る事にしています。（来週から現場入りとなります。）

※写真は今日の夕方の風景。（加茂湖越しに見た大佐渡山脈）
山手にもうもうとした雲、そして加茂湖水面の風波紋に浮かぶ筏がアクセントになっているようで、シャッターを切りました。