工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 住まいの老朽化調査を受け

(冬に調査依頼を受けた)築35年ほど経った木造住宅の老朽化の調査を、数日前から僕の時間の空いた時に行っています。(このブログの関連記事:http://d.hatena.ne.jp/takumi-2jam/20090221/1235184149

現場では内・外観の写真を一通り撮影し、内部を実測し、フリーハンドで平面図を書きつつ、僕の目や足、手の触覚で感じる事をメモ書きして、現場の状況を把握する様にしています。足触りで床の老朽化具合や傾き具合などもまず感覚的にメモし、後で機械を使って具体的な調査をする…そんな感じです。

そして調査作業の区切りを見ていったん現場を離れ整理をし、日を改めてまた現場に向かい、前回見た或いは感じ取った事以外に気づく事はないかを再度検討します。


上の写真は、奥座敷の調査をした際に撮影したものです。
掃き出しサッシの先に有る梅が満開で大変美しく、この家を建てた先代のお施主さんは、春になるとこの場所で、満開の梅の木を眺めながら佐渡の春を心地良く感じていたのかも知れません。(というような事もメモにして残して調査を進めています。)

何はともあれ…住まいのリフォーム(リノベーション)や古民家再生では、(何でもかんでも新しくするのではなく)現場で何に気付くか、何が活かせるか…を考える事が大事だ、と僕は思っています。