工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 小学校の校舎に木の香り

昨日は、僕と若手スタッフが両津小学校へ、木工教室の講師として行ってきました。
対象児童は3年生。
材料と道具を積んだ僕たちの車が着くと、すぐ子供たちにも運搬を手伝ってもらいました。
普段持ったりする事の無い木材に木の香りを感じる児童も居れば、長めの材料を持ちづらそうに運ぶ児童の様子は、微笑ましく思う程です。

今回みんなで作ったのは「木製ベンチ」
刃物は手鋸だけにして、交代で木材を切断してもらい、長さが決まった所で組み立て開始。

工場であらかじめ刻んできた木材が立体パズルの様に、組み上がってゆく様子をみんなが面白そうに見ています。

そして作業も順調に進み、出来上がった佐渡産木材を多く使ったベンチで記念撮影となりました。

わずかな時間での素人授業でしたが、木の香りに囲まれた今回の特別授業が、子供たちの良い思い出になって欲しいと思いつつ、母校を後にしました。(将来この子供たちの誰かが、僕たちの仕事を受け継いでくれる事をひそかに期待しつつ…)

=追記=
翌日、教頭先生に伺ったところ…みんなで手作りしたモノだけに、記念としてそれぞれの児童の名前を書き込み、大事に使って行きたい、と校長先生も喜んでくれたそうです。
今回体験された子供たちが大人になり、親となり、久しぶりに学校に来た時に、この手作りベンチは”懐かしい記憶を呼び戻すモノ”として残っている事と思います。

そして、木に携わる僕たちに、こういった機会を与えてもらった事を、改めてありがたく思う次第です。