工務店 佐渡 takumi-2jamの日記

佐渡島で自然素材をふんだんに使った家づくりに取り組みながら、気ままに書き綴っています。

佐渡 校舎に木の香り《能楽のパネル》

小学校での木工教室の翌日、僕とスタッフ2名で佐渡中等教育学校へ能の背景のパネルを教室に設置しに出向いてきました。

この佐渡産の杉板を使ってパネルは9月初旬に完成し仮設置したモノですが、能舞台の背景となる「松の絵」が出来上がったとの事で伺いました。
この学校では生徒全員に能楽の学習時間がある、という事で佐渡の文化を後世に伝える意義はある気がいたします。今回の設置に伴いお会いした教頭先生も「この学校を巣立った生徒たちが大人になった時、都会などで何かの機会に能曲の一節でも歌い”故郷である佐渡を誇りに思って”もらえたら…」とおっしゃっていましたが、その通りだと今になって思います。

今回は教室に設置しましたが、2月中旬に行われる学校行事の際は、このパネルを体育館に設置して日ごろの練習の成果を発表する予定です。

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東京にいた頃の僕が若い頃もそうでしたが「佐渡らしさ」の気配を消そうと、都会人のフリをしていた様に今は思い返しますが、帰省時に新潟の佐渡汽船ターミナルへ着いた頃には(本来の自分の姿に戻ったかのように)佐渡弁丸出しの自分に戻っていたのでした。



故郷の良さを教育の現場で伝え続ける事は、将来の佐渡にとっても大切な事ですね。